システムエンジニア、プログラマー、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニアの4つに分類できるエンジニア。しかし分けようと思えばさらに細かく分けることが可能です。例えばゲームプログラマー。見たままですが、ゲームを開発するプログラマーです。
ゲームプログラマーのやりがいとして、まず最初に挙げられるのがエンディングのスタッフロールに名前が明記される事です。これはすべてのクリエーターに共通する部分ではありますが、自分の努力がスタッフロールという分かりやすい形で残る事は、言葉にできないほどの喜びです。ゲームで遊んでくれた不特定多数のユーザーに自分の名前を見てもらえる喜び、自分をリアルで知っている友達や家族に成果やスキルを自慢できる喜びなどがあります。
特に人気ゲームのスタッフロールに名前が掲載されれば、日本国内は勿論、欧米諸国やアジア諸国のゲーマーの方々にも自分の功績や努力を見てもらえますので、これは他の分野のクリエーターにはあまりない、ゲーム開発者特有のメリットです。
また日本のゲーマーの方々は、いわゆる高画質なグラフィックやリアルなキャラ描写などに、実はあまり大きなウェイトを置いていません。どちらかと言えばゲームとしての快適性や戦闘やアクション時のインターフェースやユーザーフレンドリーな仕様などを重視します。ゲームプログラミングが綺麗に処理されている、いわゆるバグや不具合が起きない安心安全のソフトウェアこそ、日本人ゲーマーが最も評価する条件ともいえるでしょう。
ゲームプログラミングの努力は、ユーザーの率直な感想やネット上の評価という形でチェックする事が出来ます。自分が様々な言語を学び、丁寧に遊ぶ人々の事を思ってゲームプログラミングをした作品は、必ずやSNSやネット通販サイトなどで大きな反響を呼びます。
プログラマーは基本的に裏方の職種ですが、ゲームプログラマーに関してはデザイナーやプロデューサーに並ぶ、名脇役のポジションです。